これから,法科大学院,新司法試験を通じて感じたことを少しずつ振り返っていこうかと思う。さしあたり,本ブログで新カテゴリとして「LS総括」を作った。
まず,はじめは,新司法試験の1週間を振り返ってみる。
私は,5月14日,試験地である名古屋へと移動した。しばらく家族と離れることにもなるが,その日の朝は,長男を保育園へ送り届け,その後,新幹線に乗った。
あらかじめ,「前日にはこれだけ見直そう」ということを決めていたのだが,それが思ったより多く,新幹線の中では民法の肢別で苦手なところ(多数当事者や根抵当など)を400ぐらい見直すことになっており,ノンビリすることはできなかった。
名古屋へつくと,「いよいよ明日からだ」という実感が湧いてきて,かなり緊張した。実家に着いて,「晩御飯は何が食べたいか?」と聞かれたので,「何でもいい」と答えたところ,刺身が出てきた。さすがにナマモノは危険だなあと思ったので,気にしすぎかとも思ったが,遠慮することにした。
夜になって,ひとつ忘れモノに気づいた。コンタクトレンズだ。メガネで受験するつもりだったので,必需品ではないが,万が一,メガネが壊れたり,紛失してしまうと,スペアがないし,裸眼では手元すら見えないので,やっぱりあったほうがいい。これまた,万全のため,東京から送ってもらうことにした。
寝るまで,この日は結局トータルで8時間ほどノートを見直したりした。眠れなくなる心配もあったので,早めに11時頃,寝床に着いたのだが,思いのほかすぐに眠れたので,翌日はスッキリと朝を迎えることができた。
(つづく)