Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

他にもあった

慶大教授による司法試験問題漏洩事件については,気づかないうちに手仕舞いがあって,しかも「他に漏洩はない」ということになっていたようだ。しかし,まだ疑惑はあるみたい。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007082302043119.html

今年五月に実施された新司法試験の刑事系科目の論文試験で出題された事例や設問が、慶応大学が試験前の二月末に開いた答案練習会のテストと酷似していることが分かった。テストの出題者は、法務省から同大法科大学院に教授として派遣されている検事(46)。新司法試験をめぐっては、出題を担当する考査委員だった同大法科大学院教授が事前に答案練習会を開いていた不祥事が六月に発覚している。


中身を見てみないと,どれぐらい似ていたのかわからない(といっても,比較する気もない)が,ここまであれやこれや出てくると,悲しいやら呆れるやら。


試験を受けたのが5月で,発表まで4ヶ月もあるなあと思っていたけれど,気づいたらあと3週間を切っている。その間,真剣に「自分は司法試験を受けたのか?」なんてことすら忘れそうになっていたけれど,これからしばらくは「もうすぐ発表だなあ」などと思い出す瞬間が増えそうである。