今週火曜日の日経夕刊「ワーキングウーマン」に,「二人目の壁」という記事が載っていた。
要は,子ども一人ならなんとか働き続けることはできるが,二人になると新たな壁が生じ,さらに苦しくなる,という話である。
わが家も二人目の壁に遭遇しようとしている。記事の趣旨からすると,二人目が生まれたことによって壁に当たるのではなく,二人目を出産後,母親が仕事に復帰するときに壁にぶち当たる,ということをいうようだ。
本来なら稼ぎ頭となるべき人間が,3年も無収入で過ごしており,しかも,これからしばらくの間も,試験の合否も不明であることからすると,妻が早々に仕事に復帰しなければしていただかなくてはならない。
幸い,妻の勤務先には育休から復帰して活躍している女性も多く,職場環境的には比較的恵まれているといえるだろう。とはいえ,問題がないことはない。経済的な面では,次男も長男と同じ保育園に通わせることになれば,保育料は2倍以上になる(ゼロ歳児のほうが保育料が高いので)。公立保育園と違って,ボリュームディスカウントもない。そうなると,二人合わせた保育料は下手すると大卒新人サラリーマンの手取り(残業抜き,社保税引き後)ぐらいになってしまいそうだ。確かに「二人目の壁」は高い。
もっとも,この記事で紹介されていたコメントで,
「(仕事と育児の)両立のしんどさは二倍にはならず,一.五倍。幸せは四倍」(カッコ内筆者)
は,私も同感である。