先日の話。箱根からの帰り道，箱根湯本の駅はロマンスカーを待つ人で混雑していた。
息子も疲れていたから，車中でぐずる危険があったため，駅にあったガチャガチャをやって車中での気を紛らせるおもちゃを手に入れることにした。ガチャガチャは息子にとって人生初めてだったし，私も25年ぶりぐらい。「カプセルプラレール」という商品で，プラレールのガチャガチャ版。
出てきたカプセルは，息子が片手で持つには少し大きいので，両手でしっかりと握っている。ホームで開けようとするのをなだめてシートに座るまで我慢させる。何が入っているのかよくわからないが，私も結構楽しみだった。
やがて電車が動き出してカプセルを開けてみると，思わず「マジかよー」と言ってしまった。中に入ってたのは跨線橋。電車は入ってない。何が出てくるかがわかんないところがいいところかもしれないけれど，これだけで車中の間が持つのか？というより，これだけ持っててもしょうがない。
息子は暴れだすのではないか，と心配したけれど，「あれ？電車入ってないね」と言ったぐらいで，跨線橋だけで何やら一人で遊んでる。ガチャガチャとはどんなもんかよく知らないだけに，落胆も歓喜もないみたい。むしろ踏み切り好きの息子としてはこういうのも楽しいのかも。いちばんガッカリしたのはどうやら自分だったようだ。
