今日はなんだかオジサンの小言みたいな話。
昨年,法科大学院に入学し,9年ぶりに大学に戻ったときには,「さすがロースクールはふつうの大学とは違って,大人の集まりだなあ」と感じた。どの辺が,というと説明が難しいが,自分の大学時代と雰囲気が全く違っていた。
しかし,2年目に入ったら,昨年には見られなかったが「自分が大学生だった頃」によく見た情景をちらほら目にするようになった。例えば・・
- その1。座席指定がされていない科目だと,やたらと前の席に座るのを避けたがる人が多い。最後尾列はとても窮屈そう。
- その2。先生からの問いかけに「っつーかー」というワカモノ言葉交じりで答える学生がいる。
- その3。座席配置順に指名する先生のときに,自分の順番が近づいてくると落ち着きがなくなって周りの人に小声でヘルプを求める人がいる。
- その4。「わかりません」「そこは読んでいません」と答える人が意外に多い。沈黙が続いていやな時間が流れるよりはよいのだが。
- その5。講義が始まる2,3分前だと(本当かどうかはわからないが)「やべー,予習してないよ」という声が聞こえてくる。
- その6。授業後に先生に質問をしていたところ,突然割り込んできて,「遅れてきたんですが出席表に名前書かせてください」といいにくる人がいる。
- その7。予習を数人で分担してやっている人がいる。理由は「多すぎて大変」だから。
さすがに私語や,出席をとった後で退出するなどの見苦しい人はいない。だから自分が迷惑を被るわけでもない(その6を除き)。また,あくまでこのような例は多数派ではなく,あくまで「こういう人がいた」というだけの話である。
新卒者が中心になると,ロースクール全国的にこのような傾向なのだろうか。