Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

あれから1年(平成26年度奨励会試験)

今年も奨励会試験が終わった。


今年は,東京で30名少々が受験し,最終的に14名が合格したようだ(ここは不正確かもしれない。)。例年よりも合格率が高いのは,1次試験の通過条件が,3勝通過,3敗失格というように緩められたからだと思われる(昨年は4勝通過,3敗失格)。


なんとか1年間,長男は奨励会をクビにならずに居残ったけれど,そのことについて感傷に浸るつもりはない。ただし,昨年の試験は,親にとってあまりにも心臓に悪い体験だったので,どうしても忘れられない。自分でどうしようもないだけに,司法試験の合格発表以上にハラハラしたように思う。


(昨年の様子)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130823/1377188153
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130823/1377264815
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130824/1377348393
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130826/1377528004


今年は,受験者を迎え入れる試験官としての立場となった。2次試験は,現役奨励会員が公式戦として受験者と対局する。ほとんどの受験生は6級受験だから,試験官となる奨励会員は,5級,6級となるのが原則のはず。昨年入会した直後は,「来年は奨励会受験生と対局する必要がないところまで昇級する」という目標を掲げていて,いちおう,4級まで到達した。しかし,上記のとおり,受験生が多く,現役の5級,6級を合わせた11人では足りなかったため,4級も動員された。


現役奨励会員4級と,6級受験者が対局するときは香落ちとなる。もともと6級で受験している上に,香落ちを頻繁に指している奨励会員のほうが,手合いとしては,やや分があるのではないかと思う。


長男からは,東京の合格者14名が書かれたメールが届いた(昨年は6級合格者12人*1)。合格者人数で見れば,昨年並みに落ち着いたようだ。かつていろんな大会で対局したことがある同級生も含め,小学生は6人はいる。


これからは同級生に追われる立場になるけれど(はるか先にもいるけれど),またいいライバル対決がみられるのだろうな。

*1:昨年合格者12名は,本日の例会開始時点において,4級3人,5級4人,6級4人,退会1人となっている。