長男の恐竜ブームは,1年以上経った今でも衰えるところを知らない。
この1年間,私もかなり図鑑やカードを見せつけられたこともあり,だいぶ詳しくなった。保育園の行き帰りには互いに恐竜クイズを出し合う。
例えば,
「テリジノサウルスの爪の長さは何センチ?」
「中国で見つかった竜脚類は何?」
など,かなりマニアックである(ちなみに前者は90センチ,後者はマメンチサウルス)。
ただ,単なる暗記マニアになってもつまらないので,次のような質問をしてみた。
恐竜って,骨しか残ってないのに,どうして肉食だった,とか,草食だった,とかわかるのかな?
最初の答えは,
図鑑に書いてあるからだよ
だった。そこで,
図鑑を書いた人は,どうしてわかったのかな?
と聞くと,ようやく質問の趣旨は理解できたようである。恐竜は大昔に絶滅し,誰も直接見た者はいない,ということぐらいはわかっている。次の答えは,
「こわい」骨が肉食で,「やさしい」骨が草食
だった。問題は,「こわい」「やさしい」をどうやって判断するのか,である。そこを問うてみると,
ぼくなら,わかるよ
という。気持ちはわかるが,それでは問いに答えたことにならない。