シュレッダーにより,子どもが指を切断する,という事故の報道があった(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060823-00000405-yom-sociほか)。
こうした事故の報道は何がしか定期的に目にする。確かにメーカーの責任がないともえないが,子どもが親の職場に遊びに来ていて,事務用シュレッダーに指を挟まれる,という事故だとなると,わが子が重傷を負った親の痛みに深く同情しつつも,親の監督責任も否定できないだろう。
家庭内のドアですら,指切断の危険はある。見るからに危険そうなシュレッダーに限らず,他にもてんぷら油,炊飯器の蒸気,包丁,扇風機,換気扇など,家庭内には危険なものがたくさんある。子どもに怪我をさせないためには,確かにしっかりと監視するしかないのだが,四六時中監視しているわけにもいかないし,仮にみていたとしても一瞬の出来事を止められないことだってある。
想像するに,シュレッダーで大怪我をしてしまった事故でも,必ずしも親は子どもを放置していたわけでなく,ある程度みていたのに止められなかったのかもしれない。そう考えると「そりゃあ,親が悪いでしょ」と片付けることもできない。だからといって,「運が悪かったですね」で済まされる話でもない。
なんだかまとまりがない話になったが,とにかくこういう報道に接するたびに,我が家でこれまで重大事故に巻き込まれずにこれたのは,運がよかったという面もあるのだろうなあ,と思いつつ,回避可能な危険はできるだけ回避しなくちゃなあ,と感じる。