Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

今年も就職難

新司法試験が終わると今年も修習終了予定者向けの就職活動が始まる。


採用予定数が増えるという話はほとんど聞かないので,今年も「狭き門」になることは間違いない。


ロースクール生のエクスターンシップ先を巡る競争率からしても,大手・渉外事務所が相変わらず人気のようだ。しかし,以前からこのブログで書いてきたように,もう少し幅広い視点で事務所なり企業を探したほうがよいと思う。


もう明らかに東京では過当競争。狙い目としては,日弁連の「自由と正義」で連載している記事や,日弁連ホームページの地域別法曹事情を見ながら,マーケットの状況を調べるという方法がある。


あとは,ブログ,Twitterなどで情報を収集しつつ,「これだ」と思う事務所,弁護士を個別にコンタクトする方法。成功率は低いが,話を聞いてもらえる可能性は,ただ単にプロフィールやレジュメを配りまくるよりは高いと思う。


ロースクールの授業に臨む態度としても指摘されていたことだが,就職活動ではそれ以上に「恥を恐れない」ことが重要になる。明らかに迷惑となる行為は避けるとしても,「こんなこと聞いたら迷惑ではないか」「電話したら失礼にあたらないか」などと逡巡しているうちにどんどんチャンスを失う。


ま,合格発表前に採用活動が本格化するとは思えないが,9月から11月に向けて,今からたくさんの情報を収集しておくのは悪いことではないと思う。