先日亡くなった友人の通夜と告別式参列のため，この週末は帰省していた。
新幹線を降りてから斎場に向かう地下鉄の路線は，20年前に通った高校の通学路とも重なる。そして，高校の最寄り駅も通過した。斎場には，今もよく顔を合わせる高校時代の友人もいれば，ほとんど卒業以来，という面々もいたりして，彼がこういう縁を作ってくれたんだなと思う。
急な病に倒れるまでは，健康だったわけで，当然，彼本人もこんな事態になるとはまったく予想していなかっただろう。そして，倒れてから１カ月少々頑張ったものの，ほとんど表現行為ができなかった。家族や友人にメッセージを残したり，あいさつすることもできなかったのは，われわれにとって残念だったのはもちろんのこと，彼自身も無念だったと思う。
しかし，彼は，ブログ等で，まめに情報発信していた。現に倒れてしまったその日もメッセージを残していた。こういうことを想定していたわけではないだろうが，それらを読むことで，しばらく会っていなかった時期も，何に興味を持っていたのか，何を考えていたのか，ほんの一端を知ることができる。
ブログでは，書き手の人格のほんの一部分しか現れてこないものだ。しかし，そういう効能もあるのかと思うと，続けられる限りはブログを続けていこうと思う。
