Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

むかしばなし

ここ数ヶ月ぐらい,毎晩,長男が寝る前に,妻か私のどちらかが絵本を読んでやることになっている。


できるだけ同じ話にならないようにするために,隔週で図書館に通って,毎回3,4冊ぐらいの絵本(と,それに加えて将棋の本を2,3冊)を借りてくるようにしている。


子どもの頃に接したことのあるむかしばなしを見つけると,積極的に借りるようにしているが,その中でも最近,印象に残ったのは,


かちかちやま (むかしむかし絵本 12)

かちかちやま (むかしむかし絵本 12)

ごんぎつね (おはなし名作絵本 1)

ごんぎつね (おはなし名作絵本 1)


である。いずれも,初版が1960年代ごろでオリジナルに近く,ヘタにストーリーがアレンジされていない*1上に,絵がとてもいい。特に,最後の「ごんぎつね」の挿絵については,新美南吉さんと同世代の画家の手によるものだ。


「ごんぎつね」ぐらいの長い話だと,全部読み終えると,こっちが疲れてしまう。単に読み上げたことによる疲れに加え,何ともいえない切なさが,それ以降何かしようという気を失わせてしまうようだ。


ところで,次男ももうすぐ2歳なので,少しずつ絵本に親しませようとは思うのだが,今のところ,まったく興味がなさそうである。絵本を読み始めても,すぐにスタスタとどこかへ去ってしまう。

*1:オリジナルでは,重要な登場人物が死ぬところ,死なない設定になっていたり,無理やりハッピーエンドになったりするものもあるようである