Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

残念な事故が続く

今までも起きていたことかもしれないけれど,今月,子どもに関するヒヤっとする事故が続く。


まず一つ目は,国分寺で起きた交通事故。5月6日,生後7か月の乳児をおんぶして自転車に乗っていた母親が,信号待ちしていた車の間をぬって横断して反対車線を通行中の車に接触して転倒し,乳児が死亡する事故があった。


次に,5月24日,母親が添い寝して昼寝していたところ,1歳の男の子が6階の出窓から転落して死亡するという事故があった。


そして,北海道では,今月28日から7歳の男の子が行方不明になっている。「しつけ」として林道で車から降ろし,数分後に戻ってみたら行方不明になっていたという。すでに3日が経過してしまっているが,なんとか無事に見つかってほしい。


この3つの事故について,ネット上などでは親の責任が問われ,かなりのバッシングがある。中学生,小学生,乳児を持つ親として,いずれも自分も過去に「似たようなこと」をしたことはあるし,これからもしてしまいかねないかと思うと,まったく他人事でない。


雨の日に保育園の送り迎えをする際に自転車で傘をさしたまま乗ったり,信号待ちの時間が惜しくて横着な横断をしたり。


先日も,昼寝に付き添っていたら一緒に寝てしまって,気づいたら隣にいないということもあった。


さすがに山林で置き去りにしたことなどはないけれど,後悔するほど叱るようなことをしたことも一度や二度ではない。


そう考えると,むやみに上記の事故の親の軽率さを責める気には全くなれない。むしろ,取り返しのつかない事故というのは,ちょっとした横着や油断,うっかりから発生するものだということに気づかされる。