Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

司法試験受験予定者の割合

H25の司法試験が間もなく行われるが,司法試験受験予定者の人数割合を見て気になったので,少し過去にさかのぼって調べてみた。


以下は,H18(初年度・既修者のみ)の受験者内訳のデータはなく,H19以降の比較となる。


既修者・未修者の区別と,法学部卒・非法学部卒の2軸で分類されているが,その年度別の人数推移と,割合の推移についてグラフ化してみた。なお,受験予定者数での比較であって,毎年一定数の受控え者が出ることにより,実際の受験者数はもっと減る*1




そもそも受験予定者総数が2年連続で減少している。しかも今年は落ち込み幅が大きい。LS入学者はそもそも数年前から減っていることや,3度の受験を待たずして撤退する人も増えていることを考慮すると,この先,受験者はさらに減り続けるだろう。現在のLS入学者は3000人を切っていることからすると,そのうち,司法試験の実際の受験者は5000人程度になりそうだ。


平成21年以降は,「未修者」かつ「法学部卒」が最大勢力となっている。制度設計上,「未修者」「非法学部卒」と「既修者」「法学部卒」が主なターゲットである。この点からみても,制度が期待する人員構成になっていない(ただし,これはLS入学者ではなく,受験予定者であるので,不合格者が滞留していることを考えると,受験予定者の割合で比較するのは必ずしも妥当ではないが)。

*1:H19は受験予定者数での内訳データがなかったので,受験者数を表示