Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

JT将棋日本シリーズこども大会(東京)

今年でもう5回目の出場になるJTこども大会。今年からは高学年の部で参加する。


同一場所での対局数世界一ということで,ギネス世界記録に認定された。同時1574局だとか。


毎年同じシステムで,24人1ブロックで,予選3連勝した3人だけ決勝トーナメントに進める。同じブロックには,研修会,ときんの会合宿などで馴染みのちゃきちゃん(5年生・研修会E2)がいた。


できればあたりたくないなーと思っていたところ,トーナメント進出の1番で連勝同士で当たってしまった。


予選ではチェスクロックは使わないが,対局開始から15分が経過すると,「3分切れ負け」の鬼ルールが課される。双方の実力からして,15分で決着がつくとは思えなかったから,3分切れ負け勝負になるだろうと思っていた。


しばらくして様子を見に行くと,チェスクロックが設置されるタイミングだった。お互い早く指していたが,ときどき考え込む息子の様子を見て「やばいかな」と感じて,その場を外れて数分後に戻ってきたら・・負け。4年生のJT杯はあっけなく終わった。


ただし,ちゃきちゃんの名誉(?)のために申し添えておくと,長男は時間のせいで負けたわけではなく,完全に勝負で負けていた。対局後に,勝又先生が初手から丁寧に解説していただいたのだが,角換わりの仕掛けのときから失敗し,完全に悪くなっていた。


そこへチェスクロックが入ったのは,むしろ長男にとっては逆転のチャンスだった。時間に追われて焦った相手が,詰ましにきたので,そこをうまく凌げば時間切れにするか,逆転するという可能性も出てきた。


しかし,終盤の入り口で大きく形勢に差がついていて,相手も強いだけに,逆転することはできなかった。


帰りに道場で結果を報告し先生から「罰金2億円」を宣告され,1局だけ指導を受けて帰ってきた。気分転換に,スーパー銭湯に連れて行った。


今年からは,子ども大会の決勝は,はかま姿でステージ上で指すのに加えて,ネットで棋譜中継もされる。先ほど決勝結果を見たけれど,千日手指し直しの対局で,かなりの熱戦だった。両者ともおめでとう。