Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

(息子の)師匠との話

息子が師匠(宮田先生)の指導を受けるようになってから約4年半。週末に初めて一緒にお酒を飲む機会があった。


メンツは,宮田先生とアマ強豪の芹田先生と私の3人。辛口ツートップと,弟子の父という奇妙な組み合わせ。


先生からは,前身の渋谷・高柳道場の頃の昔話や,子供教室運営のこぼれ話,将棋界の面白話などを聞かせてもらって,楽しいひと時を過ごすことができた。


そこで感じるのは,先生の子どもたちへの愛情,育成・普及に対する熱意だ。週6日,平日で5時間,週末で9時間くらい,ほとんど立ちっぱなしで,棋力も年齢も違う大勢の子どもたちを相手に指導を続けるのは生半可なことではない。将棋が好きで,強くなりたい,という子に対しては惜しみない愛情を注ぎ,指導を行っていることがよく伝わってくる。


どこまでオフレコの話かどうかわからないので具体的なことは書かないが一つだけ。ある後輩プロ棋士から,「(奨励会を受ける子について)弟子に取るかどうかっていうのは,どういう基準で決めるんですか」と聞かれ,

そんなもの,その子がかわいいかどうか,それだけだよ

と答えたそうだ。