今日15日は,次男が通う保育園の運動会が予定されていた。
しかし,数日前の週間予報から,土曜日の天気は雨。金曜に保育園に迎えにいった7時ころには小雨が降り出した。しかし,先生は,「諦めてませんよ。明日やれると思います。お天気になることを祈っててください。」と元気よく言っていた。
とはいえ,もう中止前提で夜を過ごす。張り切ってる次男に「雨降るかもしれないね」と言い聞かせつつ寝る。
朝,6時ころ雨音で目が覚める。やっぱり,今日は中止だ,と思って二度寝しようとしたら,7時前くらいに保育園から電話があり,「天気が回復するという予報なので,決行します。8:30に集合です。」と。
まじかよ,と思いつつ,支度をして保育園に着くころには,どんより曇っていたが,雨はやんでいた。
そんなわけで,曇り空の中,なんとか運動会が始まった。
しかし,プログラムの全体の半分くらいを消化したころから雨が降り出した。小雨の中,なんとか続けたが,やがて本降りになり,一時中断する。その後も,どんどん降り続けて,園庭はこんな状態になった。
なんだ,結局中止になるくらいだったら,中途半端に始めなければよかったなあ,などと思いながら20分ほどしたところで,雨がやんだ。しかし,園庭の状態が上記のとおりであり,続行は不可能だと思われた。
そこへ,2,3人の職員が,バケツと雑巾を持って水溜りの水を吸って集め始めた。それを見た保護者は続々と園庭へ。ありったけの雑巾とバケツを使って水を吸い出す。
すると,みるみるうちに,水溜りが目立たなくなった。さらに,砂場からスコップで砂をすくって,ゆるんだ地面にまいて踏み固める。40人くらいが作業に加わっただろうか。幸い,保育園には,スコップとか,バケツとか,砂場とか,「グラウンド復旧ツール」が充実しており,道具は十分にあった。もちろん,スコップやバケツは幼児用のものだ。
しかも,意外とこういう作業は楽しかったりする。
結局,雨がやんで30分もした頃には,グラウンド状態はほぼ戻った。
かなり奇跡的なこと。無事,すべてのプログラムが続行して行われ,一層思い出に残る運動会となった。
正直なところ,前日の夜,当日の朝と,雨が降り出した頃の,少なくとも3回は,運動会の開催・続行を諦めた。しかし,諦めたらそれで終わり。絶対にやるぞという先生たち,子どもたちの熱意で最後まで開催できた。これは子どもたちにとってもいい経験になるだろう。先生たちの努力,意欲には本当に頭が下がる。