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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第2回ジュニア道場対抗戦

題記の団体戦に参加した。6月に開催される教室対抗戦とは違って,3人1チーム。


小中学生無差別級の竜馬杯,4年生以下無差別級の若駒杯,級位者限定のと金杯という3つのカテゴリで実施される。3人1チームなので,参加ハードルも低く,合計で71チームもエントリがあったとのこと。


4年生以下のチームで,全員が級位者であれば,と金杯に流れやすいので,若駒杯に出場するチームにはほぼ確実に有段者が含まれる。長男は,三茶道場の仲良し2人(ふたりとも倉敷低学年神奈川県代表)とともに若駒杯三茶Bチーム主将として参加した(若駒杯には他にもう1チーム,Aチームが出ている。)。若駒杯には全部で13チームがエントリしている。


結果はAチームが準優勝,長男が属するBチームは4位。2年生,3年生,2年生で構成したチームとしては健闘したといえるが,長男には悔いが残るというか,苦い経験となった。


序盤,三茶A/Bチームともに快調に勝利を積み重ねた結果,3局終了時点で,早くも全勝は三茶A/Bチームのみに絞られ,4局目では同門対決となる。


ここでとんでもないポカが出る。というのも,隣のチームメンバーの対局に気を取られた長男が,二手指し*1をしてしまう。通常ならば,即反則負けであるが,まだ序盤であったこと,同門対決であることから,温情処置が取られ,そのまま対局を続けることが許可された。温情処置に助けられ,チーム全体で勝利し,一気に上位進出が期待された*2


しかし,実力通り,5局目は強豪チーム(対ドラの穴A)に負け,優勝の可能性はほぼ消えた。そして,3位をかけて最終局(対ドラの穴B)を迎える。


緊張の糸が切れたのか,これまで快進撃の原動力となった三将,副将が負けてしまい,まだ長男の対局中ながらも,4位が確定する。


さらに,ここで信じられないポカが出る。相手の子が駒を触ったのを見て(いったん駒は動かしたが,手を離す前に元の位置に戻した),指し手が完了したと勘違いし,1日で2度目の二手指し。当然,温情処置もなく,即反則負け。


これまでの団体戦と違い,はじめて大将として参加した本大会。4年生以下とはいえ,各チームの大将はどこもかなりの強豪揃いで,そんな子たちと6局指せていい経験になったことぐらいが収穫か。


今回,チームメンバーの様子を見ていると,決して負けたこと(長男に至っては反則したこと)を責めたりする子がいなかったのは素晴らしいと感じた。やっぱり団体戦は,親同士もかたずをのんで見守るシーンが増え,引率・観戦側としても楽しい。


若いチームなので,来年に期待しよう。

*1:相手が指す前に続けて指してしまうこと。

*2:結果的に,この温情処置によって割を食らった三茶Aチームは,この敗戦がなければ全勝優勝だったことになる。反則によって仲間のチームの優勝をも消してしまったと考えると,皮肉だ。