Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

法科大学院適性試験出願者数の推移

すでに何箇所かで触れられていることだけど,データとして目の当たりにすると,ホントにひどい。この制度,もうあと数年ももたないのでは?


http://www.dnc.ac.jp/modules/cfile/index.php?page=visit&cid=16&lid=751

これによれば,受験者数の推移は,私が受験した初年度平成15年度の39,350人を筆頭に,以後,


H15 39,350人
H16 24,036人
H17 19,859人
H18 18,450人
H19 15,937人
H20 13,138人
H21 10,282人
H22 8,650人


と,たったの7年で5分の1にまで減ってしまった。


平成15年度は,法学部以外の学部出身者が約42%いたのに,今年は約24%。つまり,法学部以外の出身者は,7分の1ほどに減った。


年代別に見ても,20代の減り方は平成15年度比で74%減であるのに対し,30代では84%減である。


ただ単に志願者が激減しているだけでなく,制度趣旨(多様な人材を呼び込む)といった意味ではもっと深刻な状況。


まあ,ある程度予想どおりだったとはいえ,これはホントにマズいのでは。