掲題の本をタイトルが目に付いたので買った。
- 作者: 内藤あいさ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/19
- メディア: 新書
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実はまだ全部読んでいないのだが,たぶん最後まで読まないと思う。
かつて,
- 作者: 久保利英明,大宮法科大学院大学
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/10/13
- メディア: 単行本
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とか,
- 作者: 千原曜
- 出版社/メーカー: 中央経済社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 単行本
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とかを読んだことがあるが,だいたい同じ感じ。これから弁護士になろうとする人が読んでみるのはよいかとは思うけれど。
最初に紹介される「弘中惇一郎」弁護士のパートで,「私の嫌いな言葉は『リーガル・サービス』と『企業法務』。法を道具にしたようなもの言いは大嫌いです。」(33頁)という場面がある。そして,二番バッターの「久保利英明」弁護士のパートでは,「企業法務」という単語が連発される。まあ,だからどうだというわけではないけれど。
三番バッターの「升永英俊」弁護士は,「特許法関連案件を扱うのに技術の知識など要らない」という見解をもつ弁護士を批判し,「やっぱり理系の知識は必要です。特に,その技術に興味を持つことが大切です。」と述べる(84頁)。この考え方には,私も大いに乗りたい。というか,私を含め,我々の事務所の拠り所はそこだし。現に,他の事務所に相談に行かれた依頼者が「技術の内容をわかってくれない,わかろうとしない。しかも,技術をこちらが説明したり,弁護士が勉強する時間までチャージされる。」という不平を聞いたことは何度もある。