Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

またやってる・・

日本将棋連盟トップページのお知らせ先頭にある記事は,「第4回日レス杯に関する見解」である。


http://www.shogi.or.jp/topics/2010/05/4-5.html

その内容が異様である。一部を抜粋すると,

この度の日レス杯に関する件は余りにも理不尽でございます。
弊社団に属する女流棋士3名は、本人達に全く事前了解も無くインターネット上に名前をさらされました。
一人は泣き、一人は理事会に一任し、一人は口頭にて断りました。罪も無い か弱い女性へのこのような仕打ちは今後は止めて下さいますようお願い申し上げます。


まっとうな団体が,トップページのニュースの先頭記事で掲載すべき内容とは思えない。もちろん,この経緯について知っている人からすれば,納得いく内容なのかもしれないが,大多数は,私のような一般人で,何のことやらわからない。


いちおう,この経緯に関しては,添付文書として,問題の相手方(日本レストランシステム)から日本将棋連盟へのレターと,その回答が記載されているが,それを読んでも,なぜ「余りにも理不尽」なのか,「インターネット上に名前をさらされ」たことが,そんなに問題なのか,理解不能である。これだけ読むと,事前の了解なく,「インターネット上に名前をさらす」ことが「余りにも理不尽」であるとして,日本将棋連盟から抗議されてしまうかもしれない,などという解釈も可能である(そうしたら,このブログも抗議対象となるか)。


結局,この「お知らせ」から感じることといえば,「何があるのか知らないけれど,相変わらず日本将棋連盟は,LPSAと揉めている上に,みずからの正当性をウェブサイトで一方的に主張して,みっともない。揉めるなら陰で勝手にやってくれ。」という程度のことで,まっとうな組織だとは映らない。


以前から,日本将棋連盟LPSAは,ホームページ上で「残念なやり取りの応酬」が繰り返されて,いったん収まったかに見えたが,まだまだそうでもないらしい。