Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

王手放置

長男と平手で対局したところ,あまりにも序盤で大差がついてしまったので,早々に投了。「もう一局」と頼んだら,「二枚落ちなら」といわれて,しぶしぶ二枚落ちでリベンジすることに。


敢えて定跡どおりに指してこないので,こちらも相当やりにくい。だいたい金銀をどんどん前線に繰り出してきて,気づいたら角頭を狙ってくるのがいつものパターン。こちらも無理に攻めようとせず,かに囲いから矢倉に組みながら,じっと耐える。


結局,8筋を破られ,角も取られてしまったのだが,その代償にこちらの駒もさばけて,玉は右辺の安全地帯に逃げ込んだ。角も結局は金銀二枚と交換した形になり,もう(私の)圧勝モード。


詰めろをかけたところで,長男が「仕方ない」といいながら,無理やり角を切って「と金」をはがしてきた。そんなことをしたところで,詰めろ逃れになっていないので,私としては読み通りの王手をかけたところ・・


「イエーイ。勝ち」といいながら,私の玉を掠め取った。なんと,苦し紛れに角を切っただけと思っていたら,その角筋に自玉があることに私はぜんぜん気づいていなかった。いわゆる王手放置。なんとも情けない負け方だったこともあり,私は長男の態度にキレた。


先日,最後の最後で二歩で負けたとき(http://d.hatena.ne.jp/redips/20100126/1264433307)かなり悔しい思いをしたはず。勝負は勝負で私の負けで全然構わないのだが,「イエーイ,勝ち」はないだろう,と。せめて,「これ,王手になってたけど」「あ,しまった。負けました。」というやり取りにできぬものか,と。


この問題,態度については,「よしはる」さんのブログでも最近,取り上げられていた(http://ameblo.jp/hal-y/entry-10450027296.html)。ルールはルールとしても,私も反則については,自分がやっても,相手がやっても,見ているだけでも,後味が悪い。