事務所のクライアント層と,私のこれまでの経歴の関係から,新規ネットサービスに関する相談を受けることがある。
法分野としてはいろいろあるが,著作権に絡むことが多い。なかなかシロクロはっきりできないケースもあり,悩ましいのであるが,「怪しいのはすべてストップ」と答えているだけではバリューもないので,どこをどうすれば違法性がなくなる,もしくはゼロに近づくか,ということを考えなければならない。
そんな中で,「コルシカ」というサービスに注目していたが(現在休止中),その内幕の一端を知ることができた(FJneo1994さんのブログ経由で知った)。
http://himagine9.cocolog-nifty.com/watchdogs/2009/11/post-c2c9.html
私が注目した箇所も,FJneoさんと同じで,
(TMI総合に)サービス開始前に相談をしたわけではない、との趣旨です。
というところ。
エニグモ社よりももっと小さなクライアントであっても,コルシカよりももっと無難なサービスであっても,「これって大丈夫ですか」と聞いてくる現状から考えると,これだけインパクトのあるサービスで「相談しなかった」というのはにわかに信じがたい面があるのだが,サービス開始前,開始後にどのようなやり取りが行われていたのか,というのは興味深いところである。