昨日,司馬遼太郎「峠」を読み終えた。
つい3年前までは,司馬遼太郎作品を一度も読んだことがなかった。司法試験の受験直前になってなぜだか無性に読みたくなり,試験が終わった直後,すなわち2年少々前に「坂の上の雲」を手に取り,
- 坂の上の雲(秋山好古・真之,正岡子規)全八冊
- 世に棲む日日(吉田松陰,高杉晋作)全四冊
- 竜馬がゆく(坂本竜馬)全八冊
- 歳月(江藤新平)全二冊
- 最後の将軍(徳川慶喜)
- 翔ぶが如く(西郷隆盛)全十冊
- 胡蝶の夢(松本良順)全四冊
- アームストロング砲(短編集)
- 峠(河井継之助)全三冊
を読んだ。いずれも幕末から明治を扱った作品(数が多くて面倒なので,amazonへのリンクなし)。いずれも印象に残っているが,坂本竜馬と,河井継之助については,司馬遼太郎自身が好きだったんだなあ,と感じさせる(これとは対照的に,乃木希典や西郷隆盛についてはあまり好意的に書かれていない)。
上記の作品は,順不同に手に取ってみたが,今思えば,「世に棲む日日」「竜馬がゆく」あたりから読み始めて,「翔ぶが如く」「坂の上の雲」というように,年代順に追っていくと感じ方が違ったような気がする。
次に読むとすれば,
あたりかな。