Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

こども将棋大会@渋谷2009

「第13回 みんなで将棋!こども将棋大会」に出場した。


http://www.shogi.or.jp/topics/event/2009/07/13.html


この大会は,中学生以下を対象にしていて,学年別などではなく,棋力別(自己申告)で5クラスにわけて行われる。各クラスは,定員30名と少なめなので,抽選に外れた人も多いらしい。我が家は運良く当選した。上から2つ目の「2組(1級から3級)」にエントリした。


先日,道場で「初段」と言われたものの,言われる前に申し込んでいたし,将棋連盟道場ではまだ1級なので,まあ,2組に出るのが妥当なところかもしれない。でも,この世界では,実力を過大評価して上のクラスにエントリする人はいなくとも,その逆はよくあることのようである。なので,2組とはいえ,有段者レベルの子はたくさんいるだろうから,そうそう勝てないだろうな,とは思っていた。


この大会は,スイス式トーナメントで全員5局ずつ対局し,その勝敗を総合評価して順位が決まる。この「スイス式トーナメント」は,将棋の大会などでは,メジャーな方法で,トーナメントと,リーグ戦の中間的な方式である。最初の1局目はランダムに相手が決まるが,その後の対局では,同じ勝敗の者どうしが星をつぶしあう形で対局していく。最終的に同星となった場合でも,「どういう相手に勝ったか」「どういう相手に負けたか」によって細かく順位をつけることが可能だ。私もこれ以上詳しいことはわからない。


さて,長男の1局目の相手は,見たところ中学生。後ろから見ていると,対局相手の陰に完全に隠れて長男の姿が見えない。長男によると,敗勢だったところ,粘っていたら大逆転した,とのこと。やはり,序中盤はまだ弱い。2局目は,その逆。7手の即詰みだと思って角を打ったら,読みにはない中合いをされて想定が狂ってしまい,その後,大逆転負け。ここで負けたことによって,上位入賞の可能性は限りなく低くなった。3局目は比較的短い時間で勝ち。午前の部,2勝1敗で折り返し。


昼食休憩中に,星取表を見てみたら,4局目の相手は,なんと,千駄ヶ谷で何度か手合わせしている2年生の女の子Wさん(長男が密かにライバル視)。彼女も2勝1敗。勝ち越しを決める大事な1番で,かなりの強敵である。1週間前は,いいところなく負けている(http://d.hatena.ne.jp/redips/20090830/1251636184)。「あー,負けるかなー」などと弱音を吐いているので,「勝てると思わなきゃ勝てない」とハッパをかける。親としてできる役割はこの程度。


対局は,いつの間にか終わっていて,どうやらリベンジを果たしたらしい。しかし,5局目で3勝1敗どうしの対局でも負けてしまって,わずかに残っていた上位の望みは絶たれた。1級から3級のクラスで,3勝2敗なんだから,せっかく認めてくれもらえたけど,もう初段は返上すべきだね,と話し合った。長男も,大会でなかなか勝てないってことは,まだまだ弱いってことだ,と認識したようだ。


今回の大会では,新たに強豪の親御さんとお知り合いになれた。ブログで有名な「ぽっ君」お母さまや,倉敷代表・昨年JT覇者のY君のお父さま。