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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

上野松坂屋大会2009

題記の大会に出場(低学年の部)するも・・・予選落ちで,明日行われる決勝大会には進めなかった。


会場に行ってみると,あちらこちらの大会でよく顔を見かける子たちがいる。確かに,この中を勝ち抜いていくのはしんどそうだ。


予選の仕組みは,2敗で失格,5勝で通過ということになっている。同じ勝敗数の人があたって星をつぶしあう形式になっているのかどうかはわからないが,2敗する前に5回勝てばよい。


10人に一人ぐらいしか残れないと思われるなので,難しいとは思っていたし,仮に勝ち抜いたとしても明日引率する人がいないので,無念の欠場となってしまうものの,ある程度は善戦するのではないかと期待していた。


しかし,結果は,初戦に勝ったものの,その後連敗して,1勝どまり。あっけなく3局で終了した。


本人いわく,初戦は,相手が長考派だったために時間がかかったが,特に危なげなかったとのこと。2局目(2級らしい)は,かなり有利に進めていて,勝つまで時間の問題だったはずなのに,寄せに失敗して,相手に渡した駒で寄せられるという逆転負け。3局目(二段らしい)は,序盤は優位に進めたつもりだったが,途中からはいいところなくやられた,とのこと。


会場全体のレベルからすると,ちょっと組み合わせの運が悪かったようにも思うが,これが今の長男のレベルであり,仕方がない。楽しみは来年以降に持ち越し。同じ道場で,こんどの倉敷大会にも出場するO君は,あっというまに5連勝して予選通過を決めていた。やっぱり本当に強い子は予選レベルでは運など影響しない。


夏休みに出場する大会は,この大会限りだったし,勝てるはずの星を落としての敗退だったので,長男はかなり悔しそうだった。上野松坂屋南館地下のお好み焼屋で2人で食べた昼食も,すっきりしないムードのままだった。


気づいてみれば,私も,もしかしたら長男以上に,残念に感じていた。親子ともども,特に根拠もないまま,ちょっと期待しすぎてしまったのかもしれない。対局直後に私のもとに戻ってきたときには,「よくがんばった,残念だけど,仕方ない」と,ねぎらう余裕はあったが,帰りの電車は気づいたら無言の帰り道となった。


長期的な視点での親の期待値コントロールも重要だが,大会引率時の感情コントロールもなかなか大変そうである。