Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

被疑者国選

裁判員法が施行され,まもなく裁判員裁判がスタートする。


私も,所属する事務所も,刑事事件を専門としているわけではなく,むしろほとんどやらない部類に属するが,私個人としては裁判員裁判をやりたいと考えている。もちろん,通常の刑事裁判と比べるとかなり負担やリスクが大きいことも理解はしているつもりだが。


私選の場合を除くと,裁判員裁判をやろうと思ったら,みずから手をあげて,弁護士会の名簿に登載されなければならない。通常の事件を対象にする名簿とはまた別で,裁判員裁判の対象となる事件が回ってくる名簿である。そして,その名簿に登載された人が順番に待機日が決められ,その日に請求があった事件について回ってくる可能性が出てくる。


そして,本日,私の初の待機日(通常の事件を対象とした待機日は経験があるが)。なるべく他の予定を入れないようにしていたが,どうしても直前になっていくつかの予定が入ってきて,ホントに重大事件が回ってきたら,対応できるのかしら?と不安にもなった。


結果は,裁判員対象事件は回ってこなかった。代わりに通常事件が回ってきた。ホッとしたような,残念なような。