Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

平成21年新司法試験

ちょっとうっかりして気付かなかったのだが,昨日(5/13)から今年の新司法試験が始まった。


私の同期も何人か受験していると思うが,ぜひ頑張ってほしい。


ところで,受験予定者数は約9500人だったところ,実際に受験したのは約7400人だったそうだ。約23%の人がいわゆる受け控えをしたことになる。昨年は受験予定者約7700人に対し,受け控え約1400人,私が受験した平成19年は受験予定者約5300人に対し,受け控え約700人。受け控えの率も人数も,増え方が異常である。


ちなみに,卒業見込みで,司法試験に合格する意思がありつつも出願しない人は,統計数値に表れない受け控え層で,受験予定者数が思ったほど増えないということは,このレイヤーも相当数増加していると思われる。


私は受け控えに合理性を見出していないので,この現象自体についてはある程度予想していたものの,理解はしがたい。


受け控えに合理性がないと考える理由は,いろいろあるが,以前,葉玉先生がブログで書いていたことが,私の考えとほとんど同じであり,うまく表現されているので,そちらのリンクを貼っておく。


http://kaishahou.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_aeb6.html