Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

獲得賞金・対局料ランキング

将棋世界4月号174頁に「2008年獲得賞金対局料ベスト20」が掲載されている。


それによれば,羽生名人ただひとりが1億円を超えている。タイトルホルダーまたは棋戦優勝者が有利で,だいたい10位の人が2000万円,20位で1200万円といったところ。プロ棋士は150人ぐらいいるから,これが多いとみるか少ないとみるか。


もっとも,棋士の収入は獲得賞金・対局料のほかに,将棋連盟から出る給料(?)のほか,指導・執筆にかかる副業収入もある。ただし,これは基本的に獲得賞金ランキングと強い相関がありそうなので,格差は開くばかりだろう。


気になったのは,現在のベスト20を見てみると,ほとんどが30代の棋士で占められていることである。見たところ,20代が渡辺竜王,山崎七段,阿久津六段の3人で,40代が森下九段,谷川九段,島九段,高橋九段の4人。ただ,ベスト10に絞れば,渡辺竜王以外はすべて30代ということになる。