Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

2008を振り返る

自分のことに関していえば,今年1年を通じて修習に明け暮れた。


とはいえ,前にも書いたように,司法試験受験前とは打って変わってダラダラとした日々を過ごしたのが実態であり,大学を卒業してから10数年目にして,もっとも緊張感のない1年間だったことには間違いないだろう。典型的な(司法試験後の)燃え尽き症候群だったのではないかと思う。


昨年11月末からスタートした弁護修習では,多少の初々しさもあり,目標をもって臨んでいたように思う。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20080201/1201874633


しかし,第2クールの刑裁修習(1月末から2か月)になると,低空飛行になる。刑裁修習初日はインフルエンザで休んだということからも,低空飛行ぶりがうかがえる。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20080129/1201615126


第3クール,民裁修習(3月末から2か月)に入っても,その低調ぶりは変わらず,「ベルサッサ」生活が定着した。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20080318/1205848743


第4クール,検察修習(5月末から2か月)になると,その低調ぶりはピークを迎えた。さらには,有名な「修習生ブログ事件」が起きたことや,検察という事・組織の性質上,ブログの更新頻度も低下した。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20080630/1214837482


それでも,集合修習(7月末から2か月)になると,エンジンが再びかかるのではないかと期待したが,前半では相変わらず低調で,後半になってようやく眠りから覚め始めた。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20080808/1218202329


修習の最後の2か月は選択修習(9月中旬から2か月)だが,この期間は弁護修習先に戻ったことや,二回試験が近付いたこともあり,少しずつ充実してきた。ただし,現在の選択修習の制度に関しては,いろいろと問題があるように思うので,追々当ブログで書いてみようと思う。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20081001/1222869817
http://d.hatena.ne.jp/redips/20081024/1224854888


そして最後に二回試験。ほぼすべての人が言っているように,試験そのものの辛さは司法試験を上回り,二度と受けたくないと忌み嫌われる試験である。ただ,和光での集合修習中はめったに飲みに行かなかった割に,二回試験中はほぼ毎日飲みに行ったお陰で,かなりリラックスして試験に臨むことができた。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20081121/1227274177


ホッとする結果が出たものの,親しい友人でアウトになってしまった人がいたのには驚いた。それまでの様子からみて,誤る要素が見当たらなかっただけにショックである。二回試験の怖さも知った。


修習とは直接関係ないが,昨年来,ロースクール,司法試験に関連する取材を受け,いくつかの雑誌に掲載されるということがあった。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20080112/1200143307
http://d.hatena.ne.jp/redips/20080417/1208442026


内容は,かつてこのブログで書いたこととほとんど同じなのだが,自分としてはいい記念になったし,人脈も広がったので,意義が大きかった。


このように,ゆるゆると過ごした1年も終わり,来年からはいよいよ社会に復帰する。