本日は,二回試験の不合格発表日。不合格者の受験番号が,和光にある司法研修所の掲示板に貼り出される。
私は,受験番号を友人に伝えておいて,結果を教えてもらうことにした。自分のこの目で確認したわけではないが,無事合格していたようで(自分の番号がなかった),ひと安心である。
予想どおり,不合格人数は多く,
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081216-00000122-jij-soci
現時点では,仲間たちの安否(?)が判明しておらず,不安は残るところだが。
まもなく,東京弁護士会の登録手続が終わり,弁護士として社会復帰をすることになるのだが,勤務先に顔を出すようになるのは年始からなので,今後しばらくは,お世話になった関係各所へのあいさつ回りや,弁護士会の研修が続く。
司法試験の合格発表ほどの緊張感はなかったが,二回試験の場合は,試験中の嫌な緊張感だけでなく,合格発表を確認するのも非常に嫌な気分になる。
思えば,ロースクールに行こう,法律家になろう,と決めたのは2003年の6月ころで,ちょうど法科大学院の適性試験(センター試験)の募集要項が配布されていた時期だ。あれから5年半。30代の半分を法律家になるために費やしたことになる。制度上,法律の素人が弁護士になるためのほぼ最短ルート*1を辿ったにもかかわらず,これだけ時間がかかるというのはチト長すぎる。当時1歳にもなっていなかった長男は,次の4月で小学生である。
ただ,あくまでまだスタートラインに立っただけのこと。これだけ長く潜伏期間があると,自分の思い描く法律家像が変遷したり高度化したりするものだが,少しでもその理想像に近づけられるよう,これからもがんばっていかなくては,と思う。