かなり衝撃的な本だった。
- 作者: 大崎善生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/05/07
- メディア: 文庫
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村山聖という棋士の存在については,長男が将棋に興味をもってしばらくしてから知ったのだが,「羽生と同世代で,夭折した天才棋士」ぐらいの認識しかなかった。
たまたまアマゾンで見かけたが,そこについていた多数の書評(圧倒的によい評価)に惹かれてしまい,二回試験直前だったが,「試験が終わってから読もう」と思って買った。ところが,試験中の連休中についつい手にとってしまい,そのままほとんど一気に読んでしまった。
幼いころに負ってしまった病気というハンディキャップと闘いながら,ここまで名人への執念を燃やし続けることに圧倒された。将棋のルールや棋界についてほとんど知らなくても十分読める内容になっている。