Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

終了・・

昨日で合計37時間30分の耐久試験,二回試験が終わった。


周りのみんなと話をして共通なのは,「あんな試験二度と受けたくない」「司法試験よりもいやだ」という点だ。


司法試験と比べて,体力的につらい点は確かにそうだが,試験範囲もあってないようなもので,あまり勉強することもないし,「まったくワカラン」ということもあまり発生しない問題だし,合格率も下がったとはいえ,9割以上合格するのだから,客観的に見ればそんなに嫌になる理由はないように思える。


しかし,ここ数年,現実に落ちる試験になったと言われ,「普通にやれば落ちない」などと言われながらも自分の書いた内容に疑心暗鬼になり,落ちたときの不利益の大きさがクローズアップされ,妙に答案の形式要件が厳しく(答案のつづり方など),形式要件をクリアしないと一発アウトになると何十回も聞かされ・・といううちに受験会場が異様に緊張感に包まれ,受験生全体が萎縮していく感じがする。


現に,答案を提出した瞬間に「あれ?ページ数書き込んだかな?」「第1問と第2問の表紙を間違えなかったかな?」などという不安に襲われて不自然にドキドキすることもあった。こういう感覚はほとんどすべての受験生が味わっている。なかなか言葉では表現しにくいが,とにかく嫌な試験だった。


とりあえず,今はあと数週間後の発表を待つしかない。