Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

3人に1人が就職難

わが家では「東京新聞」はとっていないのだが,今日はたまたまお試し版として,東京新聞の朝刊がポストに入っていた。


そのトップ記事にはなんと,

弁護士希望の修習生「3人に1人が就職難」

来年度800人過剰に


などという見出しが躍っている。よりによってこんな見出しが載っている日に配達されているとは。


対象は,「2008年中に弁護士登録を希望する司法修習生約2200人」で,現行61期,新61期の合計だと考えられる。修習生は約2400名程度で,任官,任検を除くと,だいたい弁護士希望者は2200人。そのうち,求人需要は1400人程度だという。


ここ数年,司法試験の合格者数は1500人程度まで増えてきたところだが,新人採用のマーケットは,現時点では,それを大きく上回るほど拡大してはいない,ということを示している。


その次の年の求人需要も,せいぜい1500〜1600ぐらいまでしか増えないと考えられる。その一方で,弁護士志望の修習生は新旧あわせて2500以上にはなるだろうから,あぶれる人は1000人を超える可能性もある。