Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

とうとう日本一

日本シリーズ2007,第5戦,ドラゴンズが1−0でファイタースを下して4勝1敗。とうとう日本一になった。


考えてみれば,この5試合全部,ほぼ試合開始から終わりまでテレビ観戦できた。そんな時間の使い方ができるのは,今年ぐらいのものだった。そんなときに日本一になれたのは大変幸運だ。


MVPは中村ノリだった。彼がドラゴンズに入団したときは,活躍するか否かかなり疑問符がついたものだが(http://d.hatena.ne.jp/redips/20070213/1171374001),結果的にみれば彼がいなければシリーズやCSでの快進撃はなかったかもしれないと思うと,ノリにとっても,ドラゴンズにとっても,よかったとしかいいようがない。


そして何より,8回まで打者24人,パーフェクトピッチングを続けた山井を9回から岩瀬に替えた落合監督の采配については,かなり議論があるところだと思う。投手交代を知ったときは「ありえない」と思ったが,日本一を決める大事な試合だからこそ,いつもどおりの投手リレーを重んじた落合采配も理解できないわけではない。


その直後の山井の表情からでは本心をうかがい知ることはできないが,彼の快投は当分忘れられそうにない。


また,単に「1イニング0点で抑えればよい」というだけでなく,「一人のランナーも出さずに抑えなければ」という状況で,見事にその期待に応えた岩瀬もすばらしい。確か,彼は99年,04年,06年も含めて,いまだ日本シリーズで失点していないのではないか。