Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

ドキュメント新司法試験Day Four

5月19日は試験最終日。刑事系科目4時間である。


最終日のほうが,むしろ記憶に残るところは少なく,ここに書き記すべきこともあまりない。問題を見たときの違和感も,「昨年の試験のほうが書きやすい気がしたなあ」と感じたものの,思ったより平然と取り組むことができた。枚数的にも目標としていた7枚×2をなんとかクリアした。


この日になって感じたことではないが,名古屋の受験生の平均年齢は高くみえた。本学では,過半数を占めていた,「新卒」もしくは,「新卒に見える」人は,こちらでは少数派に思えた。これは試験だからみんな老け込んでしまったせいなのか?


受験本番で準備しておいてよかったこととして,時計は秒単位まで時報に合わせておくことを挙げておきたい。初日の朝,なんとなくテレビを見ながら合わせておいたのが正解だった。


試験は標準時に合わせて行われる。試験開始前は,ひととおり注意事項の説明が終わり,受験番号等の記入が終わると,答案,問題を目の前に「おあずけ」状態が数分続く。これが無用な緊張感を生むのだが,時計があわせてあれば,あと何分何秒この時間が続くのかわかる。突然「はじめ」と言われても驚かなくてすむ。もちろん,終了時も,場合によっては数秒の戦いになるから,秒単位まで正確な時間がわかることは重要だった。


試験が終わってみると,達成感,脱力感,満足感,安心感,開放感などということばではうまく表現できないが,とにかく,ホッとした。