気づいたら，本番試験まで残り50日を切っている。
この時期になると，だいたいロースクール生活の「最終成果物」が出揃ってきた。これがかつてのプロジェクトであれば，成果物をハードコピーにしてバインドするなりデジタル媒体に焼いて納品でおしまい，というところなのだが，試験を控えている私としては，別に納品先がある訳でもなく，作って満足したところでどうしようもない。
ここでいう「最終成果物」は，大きく分けて３種類。１つ目は自分で要点をまとめたノート。後からちゃんと見返す意欲が湧くように，何度もブラッシュアップしてコンパクトにしようとしたのだが，各科目100から200頁あるので，合計で1000頁を超える。
２つ目は，判例のメモ。講義・演習・ゼミで取り上げたものや，その他，判例集を勉強して必要に応じて各裁判例の要旨と事案，ポイントなどをメモしたものだ。これが各科目200から500判例あるので，合計で3000近い。A4で印刷すると1000頁近い。
３つ目は，短答対策で作ったものだが，過去問や判例集，その他各種の文献を読んで，「短答で聞かれそう（もしくは聞かれた）だが，間違えたもの，若しくは記憶があいまいなもの」を一問一答形式で気づいたタイミングで溜めていったもの。いってみれば，市販の肢別本などを，自分のオリジナルで編集したものだ。これも気づいたら3000問ぐらいある。市販の肢別本と違って，私にとってあやふやで難解なものばかり集めているから，かなり手ごわい。
必要な知識は，こうして外部の媒体にまとめ上げたので，あとは50日かけて自分の脳ミソに放り込む作業が必要だ。それにしても，こんなにたくさん，詰め込めるんだろうか・・
