長男は,これまでエンピツ,クレヨンを使って積極的に絵を描くことはなかったが,ある一冊の本をきっかけに,最近ではよく家で絵を描く。
きっかけになったのは,以下のえほんだ。
- 作者: 秋山風三郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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要は,「花をかいてみよう」「星をかいてみよう」という感じで,子どもがよく絵で描く基本的なパーツの見本が載っている。
最初に書店でこれを見たときは,「お絵かきぐらいは子どもの好きなようにやらせりゃいいから,こんな小さな子どもにハウツー本のようなものを与えるのはいかがなものか」と思ったりした。
しかし,独創性だ,ひらめきだ,などという前に,基本を体が覚えることが重要だ。そういう意味で,クルマだとか,太陽の絵を一度マネしてみるというのは大事なんだろう。はじめは,見たままのとおり描こうとするものだが,こちらから教えてないのに,見本と違う色を塗りだしたり,本には載っていない恐竜の絵を描いたりするものである。
これは,どんな世界でも,今,自分が勉強している法律の世界でも同じことだということに気づかされる。やっぱり,基本がしっかり載っている先人たちの文献に沿って,思考過程を追体験していく,ということに尽きる(やや強引な結びつけだが)。