Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

環境変化への適応力

一般に,子持ちロースクール生は,家では勉強しにくい,と考えられる。


小さな子が家にいたのでは,なにかと勉強の障害になるのもやむを得ない。だから,私が知っている周りの子持ちロースクール生も,家族に申し訳ないと思いつつ家から脱出したりするなど,皆それぞれ苦労しているようだ。


私の場合も,家ではなかなか勉強しにくい環境ではあるが,かといって,つい最近まで妻が稼ぎ頭であったこともあり,ずっと夜遅くまで外で勉強しているという選択肢はとりにくい状況であった。そんなわけで,なんとか細かい時間をみつけては,こっそりと家の中で勉強する術を身につけてきたのだが,そんな生活が丸3年近く続くと,気づいてみれば,だいぶそういう環境に慣れてきた。つまり,子どもが家にいる中でも,集中して勉強することが少しずつできるようになってきた。


例えば,同じ部屋で長男がアンパンマンのビデオを見ていても,その横で判例を読んだりすることもできるようになった。


また,妻が買い物などで外出中,寝ていた次男が泣き出した時には,ひざの上に赤ん坊を乗せたまま,択一の過去問を解いたりすることもあった。


昨日は,保育園の友人が遊びに来て,小さなわが家で子どもが4人キャーキャーいっていたが,扉一枚隔てた横の部屋で明日の小テストの勉強をしていた。


そのせいか,最近,自習室などで他人の話し声や,扉の開閉音などがほとんど気にならなくなった。