Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

顔つけ成功

長男は,スイミングスクールに通いはじめて4ヶ月になるが,これまで水に顔がつけられなかった。


泳げるようになるには,顔をつけなきゃ話にならない。そこで10月に入った頃から,父と子のお風呂での特訓が始まった。とはいえ,頭を押さえつけて湯船に沈めるというスパルタ式では,長男の性格を考えると,「もう,パパといっしょにお風呂に入らない」といったきり,二度と特訓はできないだろう。


そんなわけで,なだめたりすかしたりしながら,なんとか楽しんで挑戦する方法を考えた。といっても,そんなノウハウがあるわけではないので,試行錯誤である。まずは,口まで湯船に浸かって「ブクブクブク」と泡を出させてみたりする。ちなみに,私はかつて管楽器の練習の際に循環呼吸(鼻から吸って口から吐く,circular breathing)のマネゴトを練習していたことがあるので,この「湯船でブクブク」は数分間は連続して行うことができる。


どうも「息を止める」という感覚がわからないらしく,たった1秒ぐらい鼻をつけただけでも,その瞬間に息を吸ってしまうらしく,むせて嫌がる。そこは,「にらめっこしましょ,アップップ」の掛け声をかけると,自然に息を止めることに気づいて,そのリズムを利用して一瞬だけ顔をつけさせることに成功した。


約1ヶ月経過した頃には,なんとか1秒ぐらいは顔全体を水につけられるようになった。しかし,まだあくまで「わが家のお風呂」だけでの話なので,プールへ行って,ビート板を使った「けのび」の姿勢をとっても顔をつけるには程遠い。


その後も,1秒,2秒,3秒・・と少しずつ長いのに挑戦して,最近では最高10秒ぐらい顔をつけられるようになった。


そしてついに本日,ガラス越しに眺めていたら,ビート板を使った「けのび」のときに,顔を水面につけている姿が目撃された。一度限りの偶然ではなく,今日やった「けのび」についてすべて顔をつけていた。先生も「初・顔つけ」に気づいたらしく,ずいぶん長男を褒めたようである。


もちろん,本日,プールから帰宅してしばらくすると,恐竜のミニチュアが長男のもとへやってきたことは言うまでもない*1