Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

マタニティマーク

昨日,大学の帰り道,とある私鉄の始発駅から座って乗車したときのこと。


動き出してまもなくして,顔を上げたところ,目の前にはじめて「マタニティマーク」をつけてる女性を見た。これは,「おなかに赤ちゃんがいます」と書かれているバッヂで,妊婦に席を譲ることを促進しようというものだ。これまで,種々のバージョンがあったようだが,私が見たのは厚労省*1が発表したものだ。


妻は次男の妊娠中,9ヶ月の手前ぐらいまで満員電車で通勤していたが,おなかが大きくなっても,行きも帰りも席を譲ってもらったことはほとんどなかったらしい(バッヂはつけてないが)。確かに,休日,いっしょに出かけても席を譲ってもらえることのほうが少なかったと思う。


そんなこともあって,昨日は反射的に立ち上がって席を譲ったが,相手も慣れていなかったのか,ちょっとビックリした様子であった。


人にあまりえらそうなことを言えた義理ではないが,東京の電車では,お年寄り,子連れ,妊婦らに席を譲る光景をあまり見ない。それどころか,平気でそういう方を目の前に座っている人のほうが目につく。マタニティマークがもっと浸透すれば状況は変わるのだろうか。