Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

TKC模擬試験

TKCによる新司法試験短答式模擬試験が昨日行なわれた。


全国で2000人弱が受験するらしいが,今年の卒業生が6000人程度だとすると,かなり母数が多く,ある程度信頼できる統計データが得られるんじゃないかと思う。本学でも半数ぐらいの学生が受験したのではないかと思う。


択一のみ,1日5時間半やる,というのはとても長く感じる。6月には今年の問題を同じように時間通りやってみたが,そのときと同じように,今回も疲れた。やってみた感覚としては,公法系が本番試験より易しく,民事系が難しく,刑事系は同じくらい,と感じた。


しかし,自己採点の結果を見てみると,公法系は本番より点数が下がり,民事系は上がり,刑事系はほぼ同じだった。自分のカンというのはまったくあてにならない。論文試験なら自分の手ごたえと結果が一致しないということも十分考えられるが,択一でここまで手ごたえと結果が違うというのは,まだ知識の定着が甘く,カンに頼っている部分が多いということなのだろう。安定した結果を出すには,まだまだ修行が必要である。というか,短答に向けた修行をやっていない段階で「まだまだ必要」などというのは当然なのだが。