Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

集中日を終えて

昨日書いたように,今日は私にとっての「集中日」であり,なんとか大過なく無事に終えた。


仕事をしていたときは,朝からミーティングが続き,しかも,そのミーティングは,ただの腰掛気分で参加できるものは一つとしてなく,自分がすべてリードしなければならない役割だったりすることがある。さらに,わずかなミーティングの合間にも,次のミーティングの準備や,いつの間にか机の上にレビュー依頼文書が置かれていたり,メールボックスを開くと大変な量の未読メールがあったりする。気づいたら昼食も食べないまま6時になってて,このあと最後のミーティングを終えて,翌日に備えると,帰れるのは早くて3時ごろかな・・なんてことがある。これは社会人をある程度の期間やった人であれば,誰しも似たような経験があることだと思う。


ロースクールは基本的に個人プレーだし,授業もビッシリ詰まっていることはなく,仮に詰まっていたとしても受身だ。レポートの提出日や,試験前日であっても,上記のように種々のことに追われてピヨピヨする,なんてことはない。


今日は,久しぶりに,過去の状況にちょっと近い雰囲気を感じた。朝から今日やらなきゃいけないことの準備に追われ,一息ついたら,また次のに備えなくては・・,ということの連続であった。自分としては,こういうスタイルでの仕事の進め方も性に合っていると思うのだが,少なくともロースクール生のうちは御免である。やはり,まだまだ未熟な状態で,知識を整理したり,落ち着いて考えるのに,短期的な締め切りに追われてはまともにできないからだ。勉強では,とりあえずその場だけ乗り越えて,次のときまでになんとかする,ということが無意味だし。おそらく,法律家の仕事は,冒頭のようなバタバタとしたスタイルと,落ち着いて進めるというスタイルが混在していくのだろうと思うけれど。