Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

漢字の書き取り

今日,息子がらくがき帳とエンピツを持ってきて,「ねえ,『いくどうおん』ってかいて」と言ってきた。


前々から書いているように,保育園ではフラッシュカードといって,なにやら虫の絵や,電車の絵やらを見て,名前を復唱するという日課活動をしている。その中の1つのコーナーに最近では四字熟語をやっているらしい。もちろん,意味はわかってなさそうだが。その流れで,家で私に「漢字を書け」とせがんできた。


最近,法律の勉強をし,手書きで答案を書く機会もあることから,自分史上,漢字書き取り能力は最強状態にあるのではないかと思っている。そんな自信の表れから,ほいほいと息子の要望に安請け合いした。


「異口同音」を難なくこなすと,「じゃー,シホウハッポウは?」「ジャクニクキョウショク」「イッチョウイッタン」「キドアイラク」「ダイタンフテキ」・・などと次々と四字熟語を突きつけられ,その都度,らくがき帳に書いていった。しばらくは順調である。「ゼッタイゼツメイ」と言われても,「・・ぜったい,の『たい』は,『体』だよな・・」と,まだ余裕はあったのだが,

  • 「センザイイチグウ」


と言われたときに,固まってしまった。さて,そこでうっかり「千載一偶」と書いたところ,

  • 「なんか,これちがう」


と,「偶」の字を指さされた*1。なにせ,国旗マニアだったときは,「スーダン」と「シリア」,「イラク」と「ヨルダン」など,ほとんど同じに見える国旗でも区別しているように,小さい子のイメージ記憶能力は高い。漢字も同じようにイメージとして記憶しているだろうから,こういった微妙な違いも見破ってしまう。

*1:もちろん,正しくは「遇」