息子は,まだ「ラ行」の発音がうまくできない。「ら・り・る・れ・ろ」が,「ダ・ディ・ドゥ・デ・ド」に聞こえる。
ところで,たびたびこのブログに登場する「にほんごであそぼ」バージョンの「いろはかるた」における「け」の札は,「けんもほろろ」である。これを息子が読むと,「ケンモホドド」に聞こえる。
これがわりと面白いので,私がからかって,「けんもほどど」と言ったりすると,
- 「ちがうよ,ケンモホドドじゃないよ,ケンモホドドだよ」
と言いなおすんだけれど,どちらも同じに聞こえる。もちろん,後者については本人は「ほろろ」のつもりで言っているのだが。発音は使い分けられていないが,耳では間違いなく聞き分けているようだ。
ちなみに,「けんもほろろ」とは,つっけんどんであるとか,とりつくしまがない,といった場面に使われる。「けん」も「ほろろ」も雉の鳴声であるが,「つっけんどん」の「けん」から,雉の鳴声にかけて「けんもほろろ」というようになったらしい。