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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

ひなまつり

今日は3月3日だから,保育園で「ひなまつり会」があったようだ。こういう行事があると,必ず帰りに「おみやげ」がついてくる。


おみやげ,というのは,子どもたちが製作した作品のことである。今回でいうと,紙コップをひっくり返して作った「おだいりさまとおひなさま」が,露店で買う焼きそばのパックで作った「ひな壇」に入っているという「手作りひな人形」である。過去にも,サンタの帽子(クリスマス),鬼のお面(節分),こどもの日,母の日,父の日,敬老の日・・・など,挙げればキリがない。


正直言うと,なかなか処分に困る。というより,持って帰るのにすでに困る。カバンに入れようにも,入れると簡単につぶれてしまう。先日の鬼の面に至っては,カバンに入る大きさではない。自転車のカゴにそのまま入れると,少し風が吹いただけで飛ばされるから,片手で押さえようと思うが,片手運転は子どもを乗せているとかなり危険である。鬼の面は,とても風が強い日だったし,巨大だったので,片手で持っていたところ,風でちぎれてしまった。鬼を恐れる息子としては,むしろホッとした出来事だったかもしれない。


今回のひな人形は,なんとか多少つぶれただけで帰還することができた。こういう物を家に持って帰った後で,とても大事にする子と,あまり興味がなくなってしまう子がいると思うが,うちの息子は後者に属すると思われる。だから,親から見た作品の出来栄えにもよるが,数日間目につくところに飾っておいて,あとはこっそり処分してしまうことも多い。その一方で,何ヶ月も前のカレンダーを後生大事にしていたりするから,子どもの価値観は大人に理解しがたいところが多い。