Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

蔵書の充実度

以前からたびたび利用させていただいているK大学図書館だが,ちょっと疑問に思うことが多い。


基本的に自習スペースを拝借しているだけなんだけど,たまにわからなくなったときなど,せっかく図書館にいるのだから,体系書などを探すことがある。確かに,この大学には法学部があるし,大学院の法学研究科もある(ロースクールはない)から,それなりに本は揃っているのだが,いかんせん,古い本が多すぎる。


憲法行政法は(おそらく)非常勤講師の方しかいないのか,講座が開設されていないのか,充実度は低い。憲法は,今の受験生がよく使っているはずの,芦部,四人本(有斐閣),長谷部などは置いてないし,樋口,佐藤,辻村,松井,アルマ・・など,いろいろ学者の名前を思い出しながら本を探してみるけど,ひとつもない。比較的新しそうな本をとってみても,発行は「昭和」になっている。それでも,「憲法」のコーナーだけで書架1つ分(幅3メートル)ぐらいはあるのだけれど。そのかわり,おもむろにC-Bookなどがおいてあったりする(それも古い)。


・・・しかし,一市民と利用させていただいているわけだし,助けられている部分のほうが圧倒的に多いので,文句を言うわけにもいきませんが。