Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

最近のブーム(1月編)

子どもは好奇心が旺盛な反面,飽きっぽい。このブログでも過去に書いたけれど,かつてはパズルや世界地図・国旗にあれほど夢中だった息子も,今ではまったく関心がない。かわりに台頭しているのが,「数字」である。


だいぶ前から100までは読んで数えられるようになっていたが,あるとき「100のつぎはなに?」という疑問が出たのがきっかけだった。「次は101だよ」「つぎはヒャクニ?」「そうだよ」という感じで延々と続いていく。そして,気づいてみれば,親の呼びかけにも反応せず,せっせと一人で「サンビャクニジューゴ,サンビャクニジューロク・・」と唱えているときがある。そして,「ねえ,999のつぎはなに?」と聞いてくるまで,それほど時間がかからなかった。


ふだんは気づかないが,町中,数字だらけである。スーパーの中ではもちろんのこと,クリーニング屋の前を通っても,ガラス扉にはってあるスーツやワイシャツの料金を立ち止まって音読する。そしてまた,マンションに戻れば,入り口の集合ポストで部屋番号を全部読み上げるまで動かないこともある。わが家が数百戸単位の巨大マンションでなくて助かったところである。本を開けば,目次や索引に目がいってしまう。新聞の株価欄だけは目に入れないようにしたい。


まったく何が楽しいのかよくわからないが,本人は「あいうえお」や「ABC」のように終わりがあるものだと思って,最後に何があるのかを追い求めているようである。