Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

しつけは三段論法で

法的思考の基本であり,論文,答案を書く上でも必ず意識しなければならないのが三段論法だが,三歳ぐらいになると,当然意識はしていないものの,三段論法的な思考ができる。


例えば,お片づけをしたがらないときの場面にて。


父「クリスマスには,サンタさん来て欲しい?」
子「きてほしい」
父「サンタさんは,良い子のところか,悪い子のところか,どっちに来るのかな」
子「よいこのところ」
父「お片づけしないのは,良い子かな,悪い子かな」
子「・・・わるいこ」


それ以上,何もいわなくてもせっせとお片づけをする。


もちろん,毎回,このようなことが功を奏するわけでもない。眠いとき,機嫌の悪いときなどは,論理的な思考を感情が凌駕するのは当然のこと。親の側だって,こんなまどろっこしい説得をする余裕がいつもあるわけではなく,「いいから,さっさと片づけろ!」で終わらせることも多いが。


三段論法なんて,3歳児だってわかるぐらいだから,簡単なことかもしれないが,答案を書く際には意外ときちんと論理的な表現ができないもの(多くの司法試験受験生は苦労しているはず)。