Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

会話からのヒント

現行の論文試験に合格し,口述試験を間近に控えたクラスの友人と,夕食をとりながら30分ほど話をした。


勉強の戦略的な話,戦術的な話について,いろいろと聞かせてもらったが,互いに元同業者だからか,仕事と勉強がオーバーラップする部分もあって,「なるほど」と思わされた。


以下は,本日の会話の中から私が勝手に解釈,決意したもの。

選択と集中

幹と枝を意識する。無為に戦線を広げすぎない。枝を追うことより,幹をしっかりと固めること。というより,何が幹で,何が枝か,ということをそもそもちゃんと意識する。何でもかんでも覚えようとしたりしない。この割りきり方,要領はセンスなんだろうな,と思う。

実力の客観的把握

自分の現在のポジション,到達度を,できるだけ客観的に知っておく機会を確保する(大学の定期試験の評価以外に)。なかなか難しいけれど,いつまでも池の中の蛙どころか,自分しか知らない蛙ではどうしようもない。

バックワードスケジューリング

生産計画や,納期間近のプロジェクトと同じ。日々の授業に合わせて勉強するんではなく,明確に期日が決まっているのだから,そこから逆算してタスクにブレイクダウンする。


部分的には意識している箇所もあったんだけど,今の時点では当たり前のことができてません。確かに自分のスピードも把握せず,ゴールまでの距離と目標ラップも設定せずに走っていたところで,時間までにゴールできるはずないし。


その他にも,戦術的な話はいろいろ出たけれど,戦術的な話は必ずしもすべて新司法試験に通じるとは限らないが,上記のような戦略的な話は,試験の形態が変わったとしても意識しておいて損はないことだろう。