言葉の発達期には,思わず笑ってしまう勘違い,誤りがよくみられる。
今までは,音節の入れ替え(×おすくり,○おくすり)や,活用誤り(×靴はけて,○靴はかせて)などだったが,最近,似た単語に入れ替わる,という誤りがみられた。
例1。
「モンブランとって」とせがまれたが,家の中にモンブランなどない。確かに,週末外出したときに,モンブランを食べたことはあるが。よくよく指さす方向を見てみると,棚の上に置いてあったオーストラリアおみやげの「ブーメラン」のことだった。
例2。
「かたつむりやって」とせがまれたが,かたつむりのモノマネなどしたことはない。確かに,絵本の中や,保育園ではかたつむりの話題が出たことがあるかもしれない。よくよく彼のジェスチャーを眺めてみると,「かたぐるま」のことだった。